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アート・ミュージアム勉強会記録




プレゼン1レッジョ店に学ぶアート・ミュージアム勉強会のデザイン 平野智紀
・社会人4年目。内田洋行教育総合研究所
・教育空間の創造に関するリサーチと
教育アセスメントを行う企業内研究所
(公共系調査なども)
・仕事とは別にミュージアムの研究をしている。
・院の時からミュージアム・プラスという博物館学を専門とする研究者の集まりなどにjoin
・修論では博物館にて来館者研究
・京都造形芸術大学ACOP
(art communication project )へ
・対話型鑑賞(見る、考える、話す、聞く)を実践

(美術館に行ってやってはならない8つのこと)
1,ご挨拶を読む
2,すべての作品をじっくり見る
3,一筆書きで見る
4,漫然と見る
5,キャプションを見てから作品を見る
6,静かに見る
7,立ちっ放しで見る
8,企画展をでたらすぐに帰る

議論------------------------------------
>学ぶことを否定しているが、ミュージアムで
学ぶことに満足を感じる
平野>自由に見ればい、肩肘はることがダメ
>しかしキュレーションには学びを効率化する
意図がある
>それを気づかせないのがよいキュレーション
>しかしそれは自由を奪うことになる、Chim↑Pomみたいな自由なのいいね
>海外みたいにタダにすればもっと自由に見られる
>アートはうさんくさい。無駄に高尚なものにしてしまうことで敬遠されてる
>常設展なんかだと安いけど皆行かない
>フランスの西洋展とか行くと
その国に金が流れてる
>「うんちく言える俺」に酔ってる客が多いと思う。
本能で愉しめばいい。
>それは違う、楽しむだけだと何歳になっても見方が変わらない。キュレーションを通じた主観を押し付けられることによって見方を学ぶ。
例えば岡本太郎展はしょうもなかった、作者の背景も感じさせないほどの浅さ。
キュレーションによる主観の押し付けが新たなコンテクストづくり
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活動:(まれ美×ハートビート×tokyo art project)
・6/18 PARTY STREAM FOR JAPAN
関心:(経営、働き方、アート、教育)
・レッジョ展(驚くべき学びの世界展)見るべし!
ドキュメンテーションから直に発展する授業。
授業、学びの瞬間を表現
ドキュメンテーションとは:幼児教育に関わる4つの主体
(子→プロジェクトでの自らの学びの過程を可視化する、
親→子供の学びを理解し、今後の教育活動に活かす、
教師→子供の用事学校での経験について理解を深める 公衆→地域・共同体の形成)
・共同体の活動としての教育
親と子と教師の関係性を組織する「ドキュメンテーション」
グループ学習をドキュメンテーション化することで子供たちは教えるのは教師であるという考えから離れる
デザイン、
ドキュメンテーション(マルチメディアによる集合知の可視化)、
ディスコース(物語の対象化、からの語り)
の三角関係

議論------------------------------
>出来たものが螺旋状に繋がっているというが、
マルチメディアが発達したからにすごく見えるだけ。
今までも自然に行われてきたことではないのか
平野>それを活かしてコミュニティを形成していく、
という時点で違う
>伝統芸能はその営みの中に入っていないのか?
平野>それも可能
>伝統芸能は型であってフォーマットではない
>教育に於いてノートを見るのもドキュメンテーションの一種
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プレゼン2知識アクセシビリティーボーダレス化の可能性を考える 清水覚子
情報・議論をうまく糧にして残せるようにしたい。
↓情報を残す気になるイベントの例
①live round about journal 藤村龍至を中心とした30代若手建築家集団
文字に残し、フリーペーパーにしてイベント終了と同時に参加者に配る
②tokyo art research lab
小川希ゼミ アートプロジェクト0123
③なないろチャンネル(冠さん代表)
3331アーツ千代田を拠点として活動する学生団体、シンポジウム、議論、イベントをust配信、録画アーカイブDVD
④museum next
先週行われた国際シンポジウム。ソーシャルメディア担当の工夫などをシェア
参加者も#でツダる。
欧州23カ国から参加、ブログによる感想のFB

議論-----------------------------
>そういった事を重視しているようだが、それをどう活用するかのが大事。
清水>こちらから提示してかないと。
上記イベントは確かに発信して終わりだった。HPも情報を暑得て告知しやすくするとか。
>ただでさえ情報氾濫しているのだから発信の量より質が重要
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プレゼン3History of mine 冠那菜奈
・87世代:ムサ美芸術文化学科今年卒
・なないろチャンネル発起人(http://nanachan.tv)
作るだけじゃなくてプロジェクト、マネジメントに興味
・学内外でのプロジェクト、イベント
・美術館でのワークショップ企画運営
・各地域(日本全国)で行われる
アートプロジェクトの運営
・展示の企画、キュレーション
・アートイベントのの企画運営

関心:若手の活躍の場を作る
・活動しながら考えていること
様々なところで出会う魅力的な人や場所を
もっといろんな人に知ってほしい
自分が関わることでその人達に良い化学変化を起こしたい
・勉強会でしたいこと
学びの継続、多角的な視点の獲得、情報のシェア、文化政策を考える切っ掛け
同世代の人たちの興味のリサーチ
・現在の活動「ぐるっこのいえ」
ジャンルの異なる三人で始めた住開きシェアハウス(2010.11~)
(東大博士、マネジメントななちゃん、アーティストの女子3人)
190人以上述べ300人以上来訪
・同世代で新しいシーンを作るメディアネットワークの構築
各々の企画の実践、協働

議論----------------------------
>3331Arts Chiyodaのように文化施設として敢えて廃校を使う魅力は?
>スクラップ&ビルドにストップ。学校は関係性の拠点で「場の力」があるが扱いづらいが、
制限されるからこそ頭も使うしクリエイティブ。
アートに限らず、リサイクルの潮流は一般にも浸透しつつある。
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プレゼン4「デペイズマン」の系譜学 慶野結香

デペイズマン:ものの陵辱。ものとものの間に
地場が発生
(マルセル・デュシャンの便器)
(ルネ・マグリット:顔が女体の肖像画、昼に暗い森の中で明かりを灯す『光の帝国』)
・ポップアートもシュルレアリスムから影響を受けてる
・ロシア・アヴァンギャルドに於ける異化と一緒
・芸術の手法が事物を異化する方法であるbyトレチャコフ
(ベルトルト・ブレヒト『三文オペラ』演劇空間における異化)

・デペイズマン 異化
芸術に対する姿勢:反芸術 / 芸術の生成
時間への視座:瞬間性 / 持続性

議論--------------------------
>瞬間性はありえない。
慶野>ダダはシュルレアリスムの前
>偶然性の中にだけ真実があると言うが、それは一回性を要求する
慶野>人が変われば何度でも成り立つ
>また、今移動する美術館があるが、あれは持属性を持つのか
慶野>例えばモバイルミュージアムというのがある。ホルマリンにいれたなんとかを赤坂のオフィスに貸出したり。
それも一つのデペイズマン。
日常の中に回収されていく
>美術館とは偶然性を生み出す場なのか
慶野>デペイズマンの概念を用いられたものに
ついてはそうである
>自分は好きな展覧会は2回見に行く。
キュレーションに従い、復習し、改めて行く。
その時は二回目だがデペイズマンが起きている
慶野>交歓ではないのか
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【オープンマイク】

福島美香>ポートフォリオ持参
・二次元と三次元の境界に於ける生と死の関係性
・二次元は死んでいる。お気に入りの死骸をたくさん作ることで世界を構築する
・スランプの時、ジェンダーについて意識した。
自分は女を武装している
・子宮概念:自分の体を犠牲にしてまで子どもを作る。自己犠牲の母性とは究極の愛と暴力性である
・陶芸で子宮を作りたい、メディアアートの人と協働して何かやりたい
>文化的コンテクストに左右されず概念と子宮に触れ合えるのもアートのいいところ
>精神科医、斉藤智樹「母は娘を支配する」とか楳図かずおの作品にもその例が
古賀希望>卒論レジュメ・主要とした参考文献1冊持参
・『家庭教育の隘路』(ブルデューの後継でありながら統計より参与調査中心の研究)
・卒論:美大生が美術に興味を持つに至った経緯を5家庭で調査
おすすめ:アート情報 Tokyo Art Map




勉強会ログon Togetter
http://togetter.com/li/144775


PartyStream 6/18
http://partystream.jp/?p=361

レッジョ・エミリア展@Watarium (7月31日まで)
http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html
Youtube動画
(カリキュラムについて簡単に説明されてる) 
http://www.youtube.com/watch?v=XNFYFSa0720&feature=related

Live Roundabout (一例)
http://inaxginza.info/event/inax_raj_200801.pdf

小川希 アートプロジェクトの0123
http://www.bh-project.jp/artpoint/app/rl/archive/clas01-document.pdf

Tokyo Art Research Lab 
小川希さん以外の講義録やPDFを見ることが
できます
http://www.bh-project.jp/artpoint/app/lab.html

ななチャン
http://nanachan.tv/

MuseumNext
2日分のTogetter
http://togetter.com/li/140657
http://togetter.com/li/141048
イベントのHP http://www.museumnext.com/

ぐるっこのいえ
http://sites.google.com/site/gurukkonoie/